今回ご紹介するのは、サリー・コーンさんの「クリックするものを選ぼう」です。
スマートフォンの普及により、一人一回線のインターネット環境が構築されました。
家族揃ってテレビの前に座り、6チャンネルのうちの1つを争奪する時代は終わり、録画したものを好きなときに見る、あるいはそもそもテレビや新聞自体に速報性が無くなってしまったため、もうネットでしかニュースを見ないという人も増えてきています。
そして情報の提供者は、ユーザーがどういう情報を欲しがっているのか、滞在時間やクリック数により、ニーズを把握できるようになりました。
そこでサリーさんは、本当は見る必要の無い情報にはアクセスしないことで、情報を提供するメディアに対して、自分たちはこんな情報を見たいんだとアピールし、メディアにアピールすると言うことが必要だと訴えかけています。
心惹かれたワード
- インターネット上では、匿名性を利用して姑息な個人攻撃がまかり通っている
- いまや権力を持ったエリートがメディアを管理し、私たちはただの受け手という時代ではない
- 私たち自身が メディアになっている
- ブログに書くことやツイートすること、そしてクリックすることすべてが、公的な活動
- クリックするものに基づいて、何をもっと目にするかを決める隠れたアルゴリズムがある
- 責任をもってクリックしましょう
本日のTTP
サリーさんのプレゼンの特徴は、ふたつあります。
1つは常に手を動かして、プレゼンのリズムを整えていること。
そしてもう1つは、話すスピードに極端に強弱をつけています。
政治評論家と言うことで、かなり早口なんですが、伝えたいセンテンスでは急激にスピードが遅くなります。
どちらも場慣れしているからこその自然に出てくるテクニックだと思いますが、参考にしたいです。