日記をつけようつけようと思っても、なかなか続きません。
どうも振り返りよりも、目先のことに目を奪われてしまいます。
日記を普段つけるような習慣化ができていないせいで、日々の出来事を記憶に頼らざるを得ない状況なのですが、どうしても忘れてしまいます。
本書「「知」のシャープナー 人生が変わる知的生産日記 (光文社新書)」の冒頭に書かれていることがとても腑に落ちたのでご紹介します。
「記憶というのは性格の悪い秘書のようなものであり、あなたが忘れたいと思っていることは事細かに書き留めるくせに、あなたの人生が絶好調のときにはせっせと記録しているようなふりをして、実際にはまだペンのキャップも外していない」
記録をしてもどう活かすかいまいちピンとこなかったのですが、本書で紹介されているフォーマットを利用した連用日記をつけることで、現在を軸に過去と未来が立体的につなげられる期待ができました。
目次
「知」のシャープナー by 御厩祐司 – 記憶にたよるのをやめ、日々の記録である日記を続けるために意識したい3つのこと
リマインダーとして日記を活用する
日記は、過去のことを記録するものだという思い込みがありました。
連用日記をつけていると、おのずから「去年これをしたからことしもやらなくちゃ」という無意識のリマインダーとして使用することができます。
また、将来の予定をあらかじめいれておくことで、その日が近づくにつれ日記を書く度にその予定を目にすることになり、意識づけができるようになります。
意思決定や課題解決に日記を活用する
本書で紹介されている連用日記は、Excel上で記録をしていきます。
Excelで運用する最大のメリットは検索が簡単にできることにあると思います。
さらに写真を貼り付けたり、リンクを貼り付けるなどして、そのシート上に記載された文字情報だけにはとどまらない、情報の深掘りをすることが可能になります。
過去に経験した同じような局面を検索し活かすことで、本当の意味で日記を活用することができます。
ニュートラルな情報は記録しない
事実を記録するのは日記の本来の目的ですが、そこに心が動いたかどうかを記録するかどうかの判断材料にすることが重要です。
何時間寝たとか、何を食べた、だけではなく、発見や感動など刺激を受けたことを記録することが記録し続けるためには大切なことに気づきました。
まとめ
日記をつけるのは小学生の頃から苦手でした。
その苦手な原因が何かというのは、今なら理解できます。
それはなにかというと、日記は読み返す物ではないという思い込みです。
今回ご紹介した連用日記のフォーマットで記録していくことで、日々忘れてしまう記憶から物事を救い出せるはずです。