観音寺は本山にある「十割蕎麦まちだ」さんを訪問しました。
うどん県香川でも、実は蕎麦専門店もあります。
が、圧倒的にマイナーな存在である事は否定できません。
お蕎麦が主役の年越しそばも、少なくとも僕の小さい頃の記憶ではとりあえず形だけで食べるもので、うどんつゆで食べるのでどうしても美味しくないんですよね。
また、値段も300円で食べられるうどんに対し、蕎麦はそば粉を使うので同じ価格帯で勝負はできません。
そんなあきらかにお蕎麦需要のないうどん文化という環境の中でも、蕎麦で勝負しようというお店が、「十割蕎麦まちだ」さんです。
さっそく紹介します。
観音寺 十割蕎麦まちだ ー 蕎麦の実を発芽させたそば切りはもはや芸術
▲訪れたのは、土曜日のお昼。
開店直後の11時過ぎと言う事もあり、まだお客さんはだれも来ていないようでした。
▲お店に入って、靴を脱いだところが待合スペースになっており、蕎麦打ちを緩衝する事ができます。
お店の一番目立つ場所にあるという事で、かなりのこだわりである事がうかがえます。
▲こちらがメニュー。
三種食べ比べも気になりましたが、やはり目を惹くのが限定10食の「発芽そば切り」。
そばの実のおいしさを引き出すための1つの答えが、そばの実を発芽させると言う事だったそうです。
いただきます!
▲やってきました、発芽そば切り。
そば切りは、いわゆる今の麺の状態のお蕎麦の事ですね。
この器とても大きくて、お蕎麦の量も結構多めでした。
▲ お蕎麦の表面がブツブツしているのが分かりますかね?
発芽させたそばの実の食感を味わって欲しいと言う事でしたが、この状態で麺打ちできるのって素人目でも難しいってわかります。
▲ おかみさんに言われたのが、お蕎麦を塩で食べて欲しいと言う事でした。
確かに、めんつゆに浸すよりもちょっと塩をつけてお蕎麦をいただく方が、そば本来の風味を味わう事ができます。
まとめ
この暑い夏の時期は、おそばの調整がとても難しいそうです。
新そばの時期はほっといても美味しいお蕎麦になるのですが、この時期はそばの実から水分が抜けてつなぎなしで打つのも難しいとか。
うどんツアー中で無ければ、そばがきや一品などじっくり腰を落ち着けてお蕎麦を堪能したいお店でした。
入店したときには誰もいなかったのに、お店を出る頃には満席でした!
うどんだけじゃない香川県、ここでもひとつ見つける事ができました。
ごちそうさま!
十割蕎麦まちだのお店情報はこちら
TEL・予約:
0875-63-2230
住所:
香川県三豊市山本町大野2855-4
営業時間:
[火~日]
11:00~15:00
17:30~21:30
定休日:
月曜日(祝日であれば翌日)