やっぱり語学もコツコツしかないんだ- 本当に「英語を話したい」キミへ by 川島永嗣

201401141日本語含め、5ヶ国語を操る、サッカー日本代表の守護神川島選手。
サッカー選手の中でも特にコミュニケーション能力が必要なポジションと言われているゴールキーパー。

そのゴールキーパーのポジションで、海外で活躍するための必須の条件として英語の重要性をプロになってすぐの2001年、イタリアにサッカー留学をした際にに痛感したということです。
2010年にベルギーに移籍する頃にはすっかり英語を流暢に操り、日本国内を驚かせたのですが、やはりそこにはたゆまぬ努力と周到な準備があったということで、本書にはその川島選手の軌跡が赤裸々に記載されてました。

毎日使う言葉を覚える

いろいろな教材を試した結果、一番身につくのは普段接している言葉を英語に置き換えるとどうなるか?という目線で調べた言葉だと言うことです。
目に入るもの、耳にするもので「これ、英語だとなんて言うんだろう?」と調べていくことで、だんだんと語彙力が広がっていく、というのはとても共感することができました。

外国語を習得するんだ!という重いでは無く、赤ちゃんが母国語を覚えていくような感覚で、目に触れるもの、耳に入ってくるもの、全てを吸収し真似ていくことで自分の肉とするという考え方は重要だと思いました。

普段から外国語というものを意識すると言うだけで、吸収力はかなり違ってくると感じました。

アウトプットすることの重要性

さらに川島選手は、アウトプットすることの重要性についても言及されています。
そのための第1歩は、「外国語を話すときに、恥ずかしがったり構えてしまう自分を克服すること」と述べられています。

僕も思い当たる節があるのですが、「自分は彼に何を伝えたいか?」ということよりも「僕は彼にどう思われているか?」のほうに気が向いてしまっています。「どう思われているか?」を気にするあまり、「失敗したくない」と思うようになり、相手に伝えたいことも伝えられなくなってしまうと言う悪循環に陥ってしまいがちだと思います。

まとめ

けっきょく英語にしろなんにしろ、話す言葉は手段では無いと思います。

どんな手段であれ、相手に自分の意思を伝えることが会話の目的であり、会話は自分の表現手段の一つにしか過ぎないと思います。
安倍首相の「Buy my Abenomics!」だって、普通に聞くと無茶苦茶ですが、シンプルでわかりやすいですよね。

僕も最低限の文法と、最低限の単語を頭に入れたらとにかくまずはアウトプットすることを心がけたいと思いました、
英語を勉強する目的はTOEICで満点取ることでも字幕無しで映画を見ることでもなく、日本人以外の人たちとコミュニケーションを取ることなんだということを肝に銘じて。

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