あなたが「やっぱり」好きなことってなんですか?
ごはん食べるのが好き、おしゃれが好き、野球が好き。
好きな物は?と聞かれて全然出てこない人もいるかも知れませんね。
その質問に「やっぱり」をつけて、「自分が、やっぱり好きなことってなんだろう?」って自問自答してみると、それが本当に好きな物かも知れません。
目次
「好きなこと」だけして生きていく。 by 心屋仁之助 ー 好きなことだけをやるための5つの気づき
心屋仁之助さんの「「好きなこと」だけして生きていく。」を読みました。
本書を読み進めれば読み進めるほど、「やっぱりそうだよね」とか「そうなんだ!」という気付きがどんどん出てきます。
今回のエントリーでは、その中でも僕が特に印象に残った気づきを5つ紹介します。
「好きなこと」だけするには覚悟がいる
「好きなこと」をしている人は大勢いると思いますが、「好きなこと」だけするのは難しいと感じる人の方が多いと思います。
僕もその一人です。「好きなこと」をするのは好きですが、「だけ」しているかというとそうではありません。怖いですよね。
会社で言いたい放題言える人に、恨み節や陰口をたたいている人っていますよね。
自分がそうされるのを嫌がって、自分の言いたいことをグッと我慢して自分の思っていることを心の奥にしまって、つまんないなぁと思っていませんか。
批判や非難を受けても良いという覚悟を持ち、自分を開いて初めて、良いことや大切なことがやってきます。
人にお願いする
仕事をひとりで抱え込んでいませんか?
使わないかもしれないけど、あれば使うかも知れない資料の準備や、直接は関係ないけど参加するだけの会議など、やらなくて良い仕事を抱え込んでいると、どんどん時間が奪われます。
「忙しい」を口癖にしている人の、その周りの人をよく見ると、その人が仕事を抱え込んでいるおかげで、逆に余計な仕事が増えていたりします。
もしその仕事が好きなことだったとしても、抱え込むほど余計なものに自分の時間をつぎ込んでしまっていることが多いです。
好きなことをやるためには、考えたり手を動かしたりする時間が必要です。
その時間を使うためには人の力が必要です。
ひとりだけだと使える時間が限られていますし、回りの人はきっと手をさしのべるのを待っています。
会社や家族のために責任なんてとれない
家族を養うために頑張って働かなければ、と思って働いている人も多いと思います。
でも、必死で働いて体を壊したら家族はなんていうと思います?
きっと「そんなに頑張らなくても」って言われます。
会社でも同じですね。
会社で責任を感じて働いていても、その責任を代わりに取れる人は掃いて捨てるほどいます。
一番重い責任の取り方ってなんだと思います?ほとんどの場合その職を辞することです。
その仕事をし続けて責任をとるなんてことは、たとえ都知事でもムリなんです。
どちらにしようか迷っているときは、どっちでもいい
以下のたとえは、本書ではなくさとうみつろうさんの「神さまとのおしゃべり -あなたの常識は、誰かの非常識-」に書かれていましたが、同じことをかかれていたので、より分かりやすいたとえとしてご紹介します。
「お昼ごはんを、カレーにしようか蕎麦にしようか、悩んでいるときは、すでに正解はでています。正解はどっちでもいい」のです。
将来のことはやってみないと分からないのです。
そして選択した道が正解か失敗かはなく、つねに正解なんですね。
「好きなこと」だけをやろうとしても、どうしてもできない時は「しない」という選択もまた正解なのです。
人から嫌われるのは、嫌っている人に嫌う理由があるから
「好きなこと」だけやろうとすると、「勝手なことばかりして!」とか「ズルイ」と言われるかもしれません。
こう言われるのは、その人に「嫌う理由」があるからそんな発言をしてしまいます。
「好きなこと」だけしている人の中に入ると、それが当たり前になります。
自分の行為によって、相手に嫌われるのは、その行為自体がダメなのではなく、相手の固定概念とか思い込みに反すると認定されて初めてダメになるんですね。
まとめ
「好きなこと」だけをやるのは、やっていない人からすると、とても困難で特殊な選ばれた人しかムリって思ってしまいます。
でも、「好きなこと」をやるだけで、人には価値があります。
もう自分を「こうしなきゃ」「嫌だなぁ」「頑張らないと」と責めるのはおしまいにしませんか。
もし「嫌だなぁ」と思っていることがあるのだったら、まずはそれを手放すことからはじめてみてはいかがでしょうか。
そうすると「好きなこと」をできる余裕がきっと出てきますよ。