ブログを毎日更新しだしてから10ヵ月以上が過ぎようとしています。
毎日文章を書いていますが、僕が意識しているのが「読んでもらった人に何かの情報を提供すること」です。
「あそこ行きました」とか「これやりました」って言う日記ではなく、その実体験を踏まえて、「ここが良かった」とか「これは真似したい」と思ってもらえるようなエントリーを意識しています。
今回ご紹介する「何を書けばいいかわからない人のための「うまく」「はやく」書ける文章術」では、どういう動機付けで、どう情報をまとめて、どう表現するか、一連の流れでの文章作成術がまとめられています。
さっそくご紹介します。
目次
何を書けばいいかわからない人のための「うまく」「はやく」書ける文章術 by 山口拓朗 ー 大事なのは読み手にどれだけ貢献できるか
書く作業の8割は書かない作業
書くというのはアウトプットです。
アウトプットするためにはインプットが必要。
自分が書きたい文章について、アンテナを張っておくとその情報を集めやすくなります。
いわゆるカラーバス効果ですね。
同じタイミングで、車の流れをボーッと見ているだけの場合と、赤い車が何台とおるかを意識する場合では、あとで「何台赤い車は通ったでしょう?」と質問されるとその答えには大きな差が出てきます。
つねに自分がどういう文章を書きたいかを意識することが大切です。
また、そうして集めた情報も、俯瞰的に書くのかあるいは一部分を切り取って書くのかで切り口が変わってきます。
読者に貢献する
文章は読まれて初めて価値が出ます。
読まれるためには、検索に引っかかりやすく、タイトルが目を惹きやすいものであることが重要です。
ただ、僕が一番重要だと思うのは「誠意を持って書かれた文章」だと思います。
キャッチーなキーワードで読者を惹いても、話を盛ってみたり誰かを蔑んでみたり、あわよくば読者をだましてやろうというような文章を書いてしまうと、それは読者に貢献しているとは言えないですね。
まとめ
本書では、「読者に貢献する」文章にするにはどうすれば良いのか?と言う観点を軸に、ネタ探しから伝わる文章の書き方まで、網羅してまとめられています。
自分の体験を書くだけでは、公開している日記でしかありません。
わざわざ検索して、数あるWebサイトの検索結果の中から、自分のブログにたどり着いてくれているのですから、そんな読者に対して何かしら情報提供はしたいですね。
自分にしか無いような目線で、読者に貢献できるような文章を書くことを意識したいと思います。
本のタイトルには「文章術」と書かれてはいますが、どういうふうに自分が書きたい文章に向き合っていくかと言うことを書かれています。
読み返すたびに新しい発見ができそうな1冊でした。