先日参加した東京ライフハック研究会Vol.16。
わずか4時間の間に、タスク管理をテーマに5人の講演と7人のライトニングトークをおこなうという、超濃縮された空間にさらされてきました。
その中でもぼくの中にもやもやと印象に残ったのが、佐々木(@nokiba)さんの講演でのこの一言
タスクは「葛藤がなく必然性がある」状態にすれば必ずできる
ぼくのタスクリストの中にもずうっと翌日に延長され続けているタスクがいくつもあります。
どうすれば、これらの未着手のタスクを「葛藤がなく必然性がある」状態に追い込めるのか、考えて試してみました。
目次
タスクを「葛藤がなく必然性がある」状態にするための3つの方法
長く持ち続けているタスクの1つに「Yシャツを買い替える」というタスクがありました。
普段会社ではスーツなのですが、Yシャツの襟元が擦れているのに気づいて追加したタスクです。
みっともないので買いかえようと思ったわけですが、別に着心地が悪くなったわけでもなく、何日かに1回なので、2ヵ月近く延長され続けていたんですよね。。
タスクを葛藤が無い状態まで細かくする
この「Yシャツを買いかえる」タスクには、実はたくさんのタスクが隠れています。
- どんな形でどんな色のシャツを買うかを決める
- 予算を決める
- 何枚買うか決める
- どこで買うかを決める
- 今の体のサイズを測る
- サイズに合ったYシャツを探す
- 購入する
Yシャツを買いかえたいだけなのに、こんなにステップがあるんですよね。
これらをまとめてやろうとしていたので、7つのうちの1つが決まっても残りの6つが消化不良になり、「葛藤がある」状態から抜け出すことができませんでした。
この時間にそのタスクをやると決める
シャツを買うのはいつでも良いから時間のあるときに、と思っていたので先送り先送り先送り・・・にしていました。
タスクを細分化することで、すきま時間にタスクを行うことができる目処がたちます。
通勤中に予算やどこにお店があるかを調べ、お昼休みにどのYシャツを買うかを決め、サイズはお店で測ってもらう、という事を決めます。
このタスクをやると決めるのは、「やる」だけではなく、「いつどこでやる」を決めることが肝要です。
それをやらないとどうしようも無い状態に追い込む
襟元が擦れているシャツも着ようと思ったら着られます。
そのシャツがあるせいで買わなくても困らないので、シャツを買う日を燃えるゴミの日にスケジューリングし、その日の朝にそのYシャツは捨てました。
つまり、今日買わないとローテーションが回らなくなるということにしました。
まとめ
タスクを「葛藤がなく必然性がある」状態まで持っていくのって、とても難しいですね。
「必然性がある」状態は、例えば締め切りギリギリとかあまりよろしくない状態のことが多いので、個人的にはそこまで追い込まずとも処理したいところです。
「葛藤がない」状態は、余裕があるほど「葛藤がある」状態に陥りやすいです。
別に今しなくても、とか。
「さぁやろう!」と思っていても、ついSNSチェックしたり、Yahoo!の全然今見る必要の無い右サイドの国内のニュースアクセスランキングをチェックしたりなど、すぐに「葛藤がある」状態を作ってしまいます。
「葛藤がない」状態は長く続かないです。
まずはタスクを「葛藤がない」状態で処理することはできるようになったので、「葛藤がない」状態をキープできる時間を徐々に延ばしていくのが次の課題ですね。