昨日のエントリーで、たすくまのご紹介をしました。
今回は、そのたすくまユーザーであるむのんさんが執筆された「たすくま超入門」をご紹介します。
もともとたすくま自体が一般的なチェックリストやGTD等のタスク管理術とは全く異なる、TaskChuteの考え方を踏襲したタスク管理ツールと言うことで、マニアックなアプリなのですが、この1冊もまったく超入門ではありませんでした。
たすくま自体が3,000円という高額なアプリに加え、TaskChuteを理解しないまま使い始めると、まったく使いこなせないと思います。
いっぽうで、一度回り始めると手放せないアプリです。
僕はたすくまがリリースされてすぐに購入したのですが、いまだに使い切れていない機能が、本書では紹介されていました。
目次
「たすくま超入門」by むのん – タイトルに偽りあり!超マニアック解説ついてます。たすくまユーザーなら必携!
たすくまはナビである
時間が書いてあるからといって、必ずその時間につかないといけないわけではありません。ただ、時間が書いてあることで、あとどのくらいの時間がかかるかイメージができます。
自分がこの後に、何をするかというのが表示に出てくるので、そこの判断に関してのエネルギーを使う必要がありません。
冒頭の一言で、いきなりたすくまに感じていた使い勝手が腑に落ちました(笑)
いままでのタスク管理では、どこに何時に行かなければならないという予定は決まっているものの、そこに行くのにどれくらいかかるか、どう言う道をたどれば良いのかと言うことは分からなかったんですね。
最初にやることは行動の記録である
たすくまはできることがありすぎて、何から手を付けていけば良いのかわかりません。
プロジェクト?セクション?ログ?未来???
とりあえず、はじめは何かをやる時に画面右上の▶をタップして、終わったら■をタップしていきます。
ここで重要な判断ポイントは、その行動が今後も繰り返されるものかどうか。
1回限りならそのまま終了し、繰り返す可能性があるものはリピートタスクを「つくる」を選択して完了します。
日々は同じ事の繰り返し
たすくまをつかうまでは、休日をいかに効率的に使うかを考えていました。
朝ジョギングして、読書して、勉強して。。
でも実際には、気づくと10時が過ぎて、昼ご飯を食べてるうちに眠くなって昼寝している夕方になって。。。なんて言うこともありました。
本書でも、このことには以下のように言及されています。
不思議と人は、未来の自分に対して、まるで別人のように大きな期待を簡単にすることがあります。
明日から早起きしよう、明日からダイエットをしよう、明日から毎日走ろう・・・そんなことを、簡単に考えてしまうことができるんです。
たすくまを使って、過去の行動記録から計画を立てると、SNSを眺めている時間やぼーっとしている時間、昼寝やご飯の準備も行動記録からリピートされる行動予定として自動でセットされます。
そうすると、休日の自分がやりたいと思ったことに使える時間は想像以上に少ないことが分かります。
記録に基づいた計画は、精度が高い
たすくまを使って、一番有効だと感じるのは、その見積精度の高さです。
朝の支度などの決まった行動はもちろん、頭を使うような予定を立てる、レビューをするなんかの精度はかなり高いですね。
逆にどうにもならないのは、文書などのアウトプットが必要なもの。
例えばメール1通書くのに1分で済むこともあれば10分以上かけることもあります。
なので、僕の場合ですとあまり仕事の場ではたすくまを活用することができていません。
まとめ
本書では、たすくまの基本的な使い方からマニアックな使い方まで網羅されています。
URLスキームって今まで使ったことがないのですが、本書を読んでさっそくホーム画面にいくつか作成・登録してみたところたすくまを容易に使うことができるようになり、ますます手放せなくなりました。
タスク管理をしているけど、なんか時間が足りない、あるいは時間を犠牲にしていると感じているかたには本書とたすくまをセットで使ってみることをオススメします。