現在業務で担当しているシステムの改善について、チームでアイデア出しをしていたときのこと。
いつもはブレストしていたのですが、ふと思いついてマンダラートを使ってみたところ、予想以上に効果がありました。
結構昔から知っていて、使い古されている発想法と思っていたのですが、メンバーは初めてやったと言うことだったのでご紹介します。
またiPhoneアプリ「MandalArt」は、ぼくのお気に入りなので合わせてご紹介します。
マンダラートとは
新しい製品やサービスを考えたり、1つのことを深掘りしようとするときに使える発想法はいくつかあります。
その中でもマンダラートは、アイデアを絞り出すのにむいています。
複数のメンバーで思いついた事をどんどん言い合うブレインストーミングに近いですね。
ただ、ブレストと違うのは、8枠のマスを埋めようという心理が働くこと。
なんとか8枠を埋めたいと思って、何かないかなぁという思考が働きやすくなります。
この8マスが埋まると、そのマスに書かれたものをさらにもう1階層落とし、その書かれたものに対して、さらに8つ具体的なアイデアに落としていくことを繰り返すことで、アイデアを細分化・具体化できます。
ひとつのアイデアに対して、明確な目標や実現しやすい行動に落とし込めるのがマンダラートです。
iPhoneアプリ MandalArt
見た目はシンプルですが、紙に書くよりはずっと使いやすいです。
セルをダブルタップするとそのセルを編集することができます。
このセルには文字だけではなく、写真アプリから画像を読み込むこともできます。
セルを1回タップすると、そのセルが中央のマスに移り、アイデアを深掘りすることができます。
(この画像はアプリのヘルプよりお借りしています)
紙にない便利さが、セルを長押しすることによって、そのセルを移動することができることですね。
(この画像はアプリのヘルプよりお借りしています)
またカートという機能を使って、そのマンダラート自体を別のマンダラートに移すこともできます。
さらに作成したマンダラートは、共有機能を使って画像や整形されたテキスト形式で出力することができますが、僕はそこまで使いこんではいません。
まとめ
マンダラートを使うと、何か1つのところからアイデアを広げていき、実現可能なレベルまで落とし込むことができます。
KJ法やマインドマップは、すでに自分のなかのモヤモヤとしているアイデアを整理するのにむいている発想法ですが、このマンダラートはプラスアルファ何かを見つけたいときに便利な発想法だと言えます。
マスを埋めていくだけという手順もシンプルなものなので、「なんか良いアイデア無いかなぁ」と言うときは是非試してみる事をオススメします。