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お金を貯める方法はただひとつしかない。 入ってくるお金よりも使うお金を減らすことである。
いくら収入を増やしたとしても、それに比例して良い服を着たり良い車に乗ったり美味しいものを食べたりすれば、お金は当然貯まらない。
本のタイトルには若干煽りがあるが、本書を読むきっかけを与えてくれたのが、シゴタノさんの以下の記事。
時間もお金同様、忙しい忙しいと言う人に限って、それって今やるべき事なの?やらなきゃいけない事なの?と第三者の目線から見れば時間の無駄遣いをしている人も多い。
タイムイズマネー – 「時は金なり」と言う格言があるように時間を管理すればするほど、有効に使うことができると思う。
お金は稼ごうと思えば、自分が使い切れないほど手に入れることができる(人もいる)が、時間はどんなに欲しがっても有限である。
本書はいかにお金をコントロールするか、にフォーカスを当てて書かれている。
著者が会社で経理をしていた経験をもとに説明している、お金のコントロール術について、お金を時間と読み替えることで、自分なりの時間管理の考え方を見つけられたので、紹介したいと思う。
目次
会社のコスト削減の仕組みをタイムマネジメントに活用する
会社でお金を使う場合、必ず申請あるいは承認をもらう必要がある。
それはなぜか?
もし、申請や承認がなければ、会社のお金を他人のお金。
自分の財布は(直接的には)ちっとも傷まないので、社員はじゃぶじゃぶ使い込んでしまうだろう。
経費を削減したり抑制するには、努力や精神論ではなく、仕組みや仕掛けが必要だ。
この考え方をプライベートにも割り当てて、無意識に節約し自動的にお金を貯めよう、 というのが本書のコンセプトだ。
冒頭でコストを抑える7つの施策が紹介されている。
それぞれの方法について、僕が考える時間管理の方法に置き換えて考えてみた。
1. 買う商品をよく知っておく
その商品に対して、支払う対価に相当する価値があるかを知ることを指している。
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やることに時間を費やす価値があるかどうか、を考えるということに置き換えられる。 ゲームやテレビに、何時間もかける価値はないと思う。
2. 安いところから買う、安いものを買う
同じ商品であれば、安いところから購入することを指している。
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同じことをするのであれば、時間をかけない方法を探すという事に置き換えられる。
移動手段にタクシーを使う、フォトリーディングする、など工夫すれば 時間はいくらでも削ることが可能だ。
3. 交渉する
定価で買うのでは無く、値引きをすることを指している。
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いつもの作業に、いつも同じだけの時間をかけるのでは無く、 時間短縮をする努力はすべきである。
4. 条件を変える
まとめ買いしたり、安い時期に購入したりすることを指している。
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複数の同じ作業をまとめて行なうと、時間は削減できる。 例えば、メールチェックを受信するたびに行なうよりも、 時間を決めて行うべきだろう。
5. ユーザーを管理する
余計なものを買わないように指導する、ということを指している。
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気持ちを切り替えて、今までの行動をみつめる。
6. 使わない、量を抑える
すでにあるものを再利用する、ということを指している。
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毎回繰り返し行うタスクの自動実行を仕込むと、一度の作業で、 そのあとの行動に時間をかけずに済む。
7. 見える化を実践する
グラフ化など、可視化することで、これまでの6つを包含している。
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家計簿同様、日々の時間を記録して、どのように時間を使っているかを グラフ化する。
どれも当たり前のことだが、気がつくと時間を垂れ流したり、本来使うべき時間にフォーカスが当たっていないということは、よくある。
時間も管理し大切にすることで、最も大切なことに時間を使えるようになると思う。
効果のわかる支出は抑制せよ、効果のわからない支出は抑制するな
繰り返し行う必要のあることはルーチンワークに落とし込む。
たとえば、チェックリストを作ることが有効だろう。
やらなければならないことは、そのチェックリストに書き出されているのだから、タスクは何も考えず上から順番にやっていけば漏れなくダブりなく実行できる。
さらには仕掛かりのめんどくさがる時間や、タスクを思い出す時間を減らすことができる。
そして本来時間をかけるべき勉強や考察に、使えるだけ時間を使うことができるはずだ。
考えた結果、何も発想できなくても、ふとした時に思いつくベースになるかもしれない。
まとめ
ここ最近、習慣と言うものに対して強い力を感じるようになっている。
時間はつねに流れており、その流れを止めることは誰にもできない。
朝起きて、太陽の光を浴びながらジョギングをする30分も、布団の中でくるまって横になっている30分も同じ30分。
テレビを見ている1時間も、英語の勉強をしている1時間も同じ1時間。
時間は、すべての人が同じだけ与えられているものだが、その過ごし方によって将来とてつもなく大きな差が出てくるものだ。
行動を見直し、良い習慣だけを続けていくこと。
良い習慣を続けているうちに、気づけばやりたかったことのスペシャリストになれると思っている。
前だけ向いて、やるべき事だけやりましょう!