否が応でもあったまる!「ほうとう不動」さん

紅葉を満喫し、山から降りたあとのお楽しみ。
河口湖駅前にある「ほうとう不動」さんに行ってきました。

お店は駅のど正面にあるので、迷うことはありません。
入店したのは15時過ぎだったのですが、
お店には5〜6組のお客さんがいて、
食べている間も、ひっきりなしに来店されていました。

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入店して、座る前に「ほうとうとビール!」と
注文をすませると、一緒に出てきたのはゴボウの梅和え
疲れた身体に梅の酸味がしみました。

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机の上には、「ほうとう食べにきたんでしょ?」と
いわんばかりに、一席にひとつずつ
河口湖と富士山をモチーフにした鍋敷きが
おかれてあります。

鍋敷きをながめつつ、ビールを飲んでいると
箸袋にほうとうの由来が書いていました。

中国は唐の時代、汁に入れた麺を「不托」と呼び、後に
「はくたく」と呼ばれるようになりました。
日本では平安時代の倭妙抄に「はくたく」の名が見られ、
枕草子にも「はうたうまいらせん、しばしとどまれ」とあり、
平安貴族も愛好した様子が窺えます。

その後、武田信玄公が戦時食としたものが
甲州風として受け継がれました。

ごんばち(捏ね鉢)でこねて熨しん棒で伸ばして切り揃え、
富士山麓の味噌と山菜を添えたほうとうは、
富士五湖名物の筆頭となりました。

うんちくを仕入れつつ、ゴボウをあてにビールを飲んでいると
ほどなくしてやってきました「ほうとう」!
鍋が結構でかい!

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白菜、だいこん、にんじん、きのこ、かぼちゃ
と野菜がふんだんに入っており、
麺もしっかりとした小麦粉の味がしました。

お味噌汁より気持ち濃いくらい薄味なのと、
テーブルに置いてある七味唐辛子が味を
ひきたたせ、20分くらいで
美味しくいただけました。

ごちそうさまっ!

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