8月からスタートした開発プロジェクトが、12月でリリースを迎えます。
そんな時にプロジェクトリーダーが僕に発したのが、「年末最終週のリリース予定にしたい」と。
当初の予定より、2週間も遅れる事になります。
どうも解せないので、かんばん方式を使ってタスクの洗い出しを行いました。
photo credit: The Evolution of a Kanban Board via photopin (license)
目次
開発終盤で、かんばん方式のタスク管理の効果を実感した!
一覧表では、進捗確認できない
リーダーが確認していたのは、EXCELで管理しているタスクの一覧表でした。
その中に重いテストや、開発以外のマニュアル整備などの出荷準備タスクがあるため、延期したいと伝えてきたわけです。
ゴールまでに何が残っているタスクかを、一目で判断できる
かんばん方式にはいろいろなやり方がありますが、僕の場合、縦軸に人、横軸にステータスのマトリクスを作ります。
横軸のマトリクスステータスは、未着手のTODO、仕掛かり中のDOING、完了のFINISHの3つに分けます。
さらに仕掛かり中の中に開発工程毎に細分化して縦割りします。
こんな感じ。
誰に負荷がかかってるかがわかる
横軸に人を置き、タスクをマトリクスに置く事で、誰がどれだけのタスクを抱えているか一目でわかります。
今回の場合、チームの1人にタスクが固まっていて、実は他のメンバーは数日すると手が開くことが明らかになりました。
タスクの粒度を揃えやすい
終盤になると、タスクのほとんどはFINISHに置かれます。
それらには当然気をくばる必要が無いので、DOINGのタスクだけに注目できます。
DOINGのタスクを見比べて、粒度にばらつきがあるようであれば、タスクを細分化したり、まとめたりすることができます。
まとめ
リーダーは自分に残っているタスクと、一番負荷のかかっているメンバーの状況から、年末リリースを提言してきたのでした。
かんばん方式でタスクを洗いなおしてあげる事で、オンスケでリリースできる見込みである事が、チーム内で共有できました。
タスク管理ばかりに集中すると、遅れの方に気がむいてしまうので、僕は通常の場合、管理を厳しくしていません。
大枠のスケジュールを自分の中で描いておき、メンバーには自分で予定を立てさせるほうが、自発的に作業が進むからです。
かんばん方式は、チーム全体でタスクを視覚的に共有できる手法なので、何やっているかわからない、なんて時にも使えますよ。
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