今回ご紹介するのは、アマンダ・パーマーさんの「“お願い” するということ」です。
人にお願いする、って難しいと思います。
変なプライドや恥ずかしさが邪魔します。
アマンダさんはそのプライドや恥ずかしさとはもう一段階高いレベルのところにあり方をおいています。
それは自分は自分であることを認め、人を信頼し音楽によって貢献しようとしていること。
メジャーデビューして2万5千枚のCDを売り上げたにもかかわらず、レコード会社からは見限られます。
けれど、キックスターターという自分の考えに賛同してくれる人に出資してくれるサイトに登録したところ、120万ドルを集めることに成功します。出資者はCDの販売枚数とおなじ2万5千人だったそうです。
どうすれば、お金を払わせられるか?ではなく、どうすれば人は自分にお金を払いたくなるんだろうか?という考え方は、あり方を考える上でキーになる考え方だと思います。
心惹かれたワード
- マイアミでホンジュラスからの不法移民の家に泊まらせてもらったときのこと。この家族は何も持ってないのに私がベッドを取っていいのか?翌朝、母親から自分の音楽が娘の支えになっていることを聞かされ、これは交換なんだと気づいた。
- 前座のバンドに、「 観客に帽子を回してお金をもらったら? 私もよくやっていたけど? 」と言っても、彼は動かない。物乞いをするような 気持ちになるから。
- 自分はお金を出させたんじゃない、頼んだのだ。頼むのは自分を無防備にし、すべての人を受け入れることだ
本日のTTP
アマンダさんのこれまでのミュージシャンとしての経験は、常人のはるか先を超えていくものだと思います。
テレビの番組でもなかなか難しい他人の家に泊めてもらうということや、図書館でのパンクライブなんて想像もできません。
そして、パフォーマーとしてのアマンダさんの目力や指先に伝わる力強さには見入ってしまいました。
自分だったら、何に人はお金を払ってくれるだろうか?と考えるきっかけになりました。
今回ご紹介したプレゼンテーション動画はこちらからどうぞ