今回ご紹介するのは、阿部紘久さんの「分かりやすく書くための33の大切なヒント 文章力の基本の基本」です。
ブログは普通の日記と違い、自分が経験したことを自分のフィルターを通して、人に伝えるものです。
本書で紹介されている「分かりやすく書くヒント」は、読む人に理解されるためにとても参考になりました。
そのヒントごとに、原文と改善案が併記され、章末には演習問題もついています。
基本の基本と言うことなので、難しいことは書かれておらず、すぐにでも取り入れられるヒントがいくつもありました。
その中でも、僕が特に気をつけたいことを4つご紹介します。
目次
文章力の基本の基本 by 阿部紘久 – 僕がブログを読みやすくするために特に気をつけたい4つのこと
伝えるべき事を絞り込む
読み手の気持ちを意識するのは重要です。
しかし気を遣いすぎて、ていねいな文章にしてしまうと意図が伝わりません。
文末をシンプルにする
僕もついやってしまうのですが、最後に「と思います」とか「かもしれない」と付け足してしまいます。
言い切る事で、文章に説得力が出てきます。
やさしい言葉を正しく使う
「つい」と「うっかり」は、ほとんど同じ意味のようにも思えますが、伝わるニュアンスが違います。
「つい」は意識を持って行動しているのに対し、「うっかり」は無意識です。
正しいニュアンスの単語を選択することで、自分の伝えたい事が正しく伝わります。
五感に働きかける
僕はお店の紹介をするときに、写真を見ながら感想を書きます。
そのため、ついつい目で見た情報をそのまま文章にしがちです。
一歩進めて、五感を駆使した表現をすると、よりリアルに伝えることができます。
テレビの食レポでも「おいしい」しか言わないと、何も伝わってきませんよね。
味の表現だけでなく、見た目・香り・噛んだ音や歯ごたえも説明されて初めて、自分も食べてみたいと思うようになります。
まとめ
僕は、内容がないブログは無いと考えています。
文章になっている以上、それは内容が無いのではなく、読み手に情報が伝わっていないだけです。
本書には、文章を分かりやすく伝えるための基本が紹介されています。
エッセイや小説のように、婉曲な表現や比喩を使う文章は、ブログには必要ありません。
本書で紹介されている文章力の基本を意識して、エントリーをアップすることを心がけます。