今回ご紹介するのは、ランニングコーチとしてTVやメディアでご活躍の金 哲彦さんの最新刊です。
マラソンや駅伝の解説者として、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
今年夏前にエントリーした東根さくらんぼマラソンでもゲストランナーとして出走されていました。
誰でもいつでも速くなる! ランナーのための 体幹スイッチ100 | ||||
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僕が走り始めたのは、駒沢公園で走っている市民ランナーに憧れたのがきっかけでした。
走り始めの頃は、1kmでも精一杯。駒沢公園は1周2.1kmなので半分も走ることができませんでした。
その後、少しずつ距離を伸ばしていけたのですが、距離が伸びるのに比例して膝が痛くなる回数が多くなりました。
どんなに頑張っても、駒沢公園5周(10km)が精一杯で、正直つらい。
そこで初めて、走り方を見直そうと思って手に取ったのが、ランログのエントリーでも毎回オススメしているこの本です。
「体幹」ランニング (MouRa) | ||||
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体幹を意識するようになって、まずスピードが上がり、やがて長い距離も楽に走れるようになりました。
そして今年の春にはフルマラソンも完走することができたのも、この1冊に出会えたからだと思っています。
体幹を利用したフォームで走ることが、楽に速く怪我なく走ることにつながります。
それでは、「誰でもいつでも速くなる!ランナーのための体幹スイッチ100」をご紹介します。
誰でもいつでも速くなる!ランナーのための体幹スイッチ100 by 金哲彦
photo credit: Jogging senza età via photopin (license)
体幹スイッチとは?
普段の生活、たとえば椅子に座っている、食事を取っているときに無意識に猫背になっていないでしょうか?
あるいは、きづくといつも同じ片方の肩だけに荷物を持っていたり、同じ足の組み方をしていないでしょうか?
こういう日常の癖が、身体のゆがみにつながり、せっかくジョギングを始めても故障しやすい状態でしか走ることができなくなります。
体幹スイッチは、このような普段体幹を使っていない状態であることを気づくための、チェック方法です。
体幹スイッチを入れるタイミング
体幹を使っているかどうかは、常に意識する必要があります。
本書では、以下の4つのタイミングで体幹を意識できるスイッチが紹介されています。
- 日常生活で体幹を使えているかどうか確認するためのスイッチ
- 普段のジョギングの前あるいは筋トレの際に体幹を意識するスイッチ
- 大会参加時のスタート前、レース中に体幹を意識し直すスイッチ
- 寝る前やトレーニングやレース後の、体幹をゆるめるためのスイッチ
体幹スイッチは、体幹を使えているかどうかのチェックなので、いつでも確認することができます。
最終的には、体幹スイッチを入れよう!と意識せずとも、無意識にこれらのスイッチを取り入れる事が大切なんだと思います。
体幹ランニングの4大メリット
本書では、体幹を意識して走る体幹ランニングについて、そのメリットを4つにまとめています。
- 重力を活用して動きがスムースになり、楽に走ることができるようになる
- 「脚だけランニング」で故障しがちな膝や足首などへの故障が防げる
- ブレーキをかけない走りで、無理なくペースを上げることができる
- 体幹全体を使うことで体脂肪が体全体で燃焼され体が引きしまる
これらのメリットのおかげで、ランニングを一生付き合えるスポーツとすることができるようになります。
まとめ
脚で走るのをやめて、体幹で走るようになると、フォームが良くなります。
胸を張り、上半身をまっすぐに立てて少し前に倒し、肘のひきを意識してあげるだけで、スピードは上がります。
特にこの体幹ランニングが効いてくるのは、ジョギングを始めてまもない方だと思います。
ふくらはぎで地面を蹴り、太ももで着地するのではなく、お尻で地面を蹴り、お腹で着地するイメージで走ってみると良いと思います。
そのためにも、本書で紹介されている体幹スイッチ活用して、常に体幹を使う事が大切なんだと思います。
本のチェックはこちらから!
誰でもいつでも速くなる! ランナーのための 体幹スイッチ100 | ||||
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こちらの本をあわせて読むのをオススメします!
「体幹」ランニング (MouRa) | ||||
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