朝食を食べ終え、いよいよ赤岳へアタック開始!
赤岳まで行ったら戻ってくるので、荷物は山小屋に置いていき身軽な状態での登山でいけました。
道中は40分ですが、もう昨日から覚悟していたとおりのかなりの急勾配でした。
鎖をもち、岩をつかみ、つま先だけで足場を確かめつつ、落石しないように細心の注意をはらいつつどんどん登っていきます。
びっくりしたのが、子連れが結構多いこと!
小さい頃からこんな経験ができたら、いいだろうなぁと言う心境と、父親になって息子と山に登るんだ!という
夢が叶って幸せなんだろうなぁという親子の両方の感情を想像してみたりして。。
そしてようやく頂上!と思いきやそこは赤岳頂上荘!なんてとこに建ってるんだろうと感心します。
頂上はそこから少し行った(急勾配の上り下りあります)ところでした。
ここからの景色が最高だった!
遠くに富士山の三角形のシルエットも見えます。
もっと満喫したかったけれど、後から後から登山者の方が来られるので、そそくさと
記念写真だけ撮ったら引き返しました。
引き返すのも先ほどの急勾配ですが、余計怖い。。
どうしても腰が引けてしまいます。
重心を下にすると、滑り台のようにずり落ちてしまうので、腰の位置を高くしなければならないんですよね。
なんとか赤岳展望荘まで戻り、リュックをピックアップして横岳へむかいます。
この横岳までの道のりも、赤岳の道のりと同じくらいきつい。。
登ってはくだり登ってはくだり、鎖場や階段を進みました。
横岳を越え、硫黄岳山荘に着いたのが10時30分くらい。
おおよそ2時間のアップダウンでヘトヘトになり、ランチタイムにしました。
驚いたのが、この硫黄岳山荘のトイレがウォッシュレットだったこと!
次回はここに泊まろうと固く誓ったのでした。
硫黄岳山荘から硫黄岳までは、硫黄岳で最後の登りがあるまでは、なだらかな道のりでした。
その登りもケルンがあり、目印となって勇気づけてくれました。
上まで上がると、爆裂火口のドーンと空いた大きな穴に心を持って行かれます。
そして硫黄岳の平坦な頂上とのギャップ。
さらにはその先の真っ白な砂地と、自然の不思議さ・雄大さを感じずにはいられませんでした。
今回は八ヶ岳の南側を縦走しただけですが、自然の雄大さや山行の楽しさの一部を体感することができ、ますます山にはまることができたツアーでした。